ウィンドサーフィンのボード選びで迷っていませんか?
- 「どんなボードが自分に合っているのだろう?」
- 「大きさや形状、ボリュームは何を基準に選べばいい?」
この記事ではこのような悩みを解決します。
この記事を読むと、初心者がボードを選ぶときのポイントが分かります。
ボードの種類が多すぎてどれを選んでいいのか分かりません。
初心者向けのボードを選ぶことがポイントです。
ウインドサーフィンにはさまざまな種類があり、それぞれのボードには特徴と適したスキルレベルがあります。
ボード選びで失敗したくない方は、最後まで読んでみて下さいね。
ウインドサーフィンのボードの種類と適性レベル
まずは、ウインドサーフィンのボードにはどんな種類があり、どのレベルが対象なのか確認しておきましょう
ウィンドサーフィンのボードは多種多様です。
それぞれのボードには特徴と適したスキルレベルがあります。
以下の表にて、主なボードの種類とその特性をまとめました。
ボードの種類 | ボードボリューム | 適正レベル | 具体例(メーカーとボード名) | 特徴 |
---|---|---|---|---|
エントリーモデル | 165ℓ – 240ℓ | 初心者 | Starboard Go Windsurfer | 初心者向け設計で安定感があり、操作も容易 |
フリーライド | 100ℓ – 160ℓ | 初心者〜上級者 | JP Australia Magic Ride | 幅広いレベルのライダーが乗れる、フラットウォーターでのパフォーマンスに優れる |
スラローム | 90ℓ – 140ℓ | 中級者〜上級者 | FMX Racing Invictus | 高速で走るための設計、一定のテクニックが必要 |
ウェーブ | 75ℓ – 100ℓ | 上級者 | RRD CULT | 波乗りに特化した設計、一定以上のテクニックと波の理解が必要 |
フリースタイル | 90ℓ – 110ℓ | 上級者 | TABOU Twister | トリックをするための設計、高度なテクニックが必要 |
フォイル | 125ℓ – 150ℓ | 中級者〜上級者 | 具体例:Starboard Foil X | フォイルを装着し、水面から浮き上がって滑るためのボード |
ウインドサーフィン初心者におすすめのボード
初心者におすすめなボードってどれですか?
結論、ウィンドサーフィン初心者におすすめのボードは以下の2つです。
- エントリーモデル
- フリーライドモデル
さらに、この2つの中でもフリーラードが最もおすすめです。
それでは、なぜこの2つのボードが初心者におすすめなのかを詳しく解説していきましょう。
エントリーモデル
エントリーモデルとは、初心者向けに設計されたモデルで、安定感があり扱いやすさに優れています。
このボードの最も大きな特徴は、ダガーを取り付けることができることです。
ダガーって何?
ダガーとは、ボードの底にある取り外し可能なフィンのような部品で、特に風の弱い時や、波が少ない状況で役立ちます。
ダガーには2つのメリットがあります。
メリット① ボードが安定しているので立ちやすく操作しやすい
ダガーが付いていると安定する理由は、水中での抵抗が増えるので、ボードが風や波によって不規則に動くのを防ぎます。
そのため、ボードが揺れにくいので、水の中に落ちにくいということですね。
メリット② 風に流されにくい
ダガーが付いていることにより、風に流されにくくなります。
なぜかというと、ボードの横方向の抵抗が増えることで直進性が向上し、ボードの横滑りを大幅に減少させることができるからです。
初心者の方は、風下に流されて元の場所に帰ってこれなくなることが多いです。
ですが、ダガー付きのエントリーモデルに乗ることで、風で流されるのをある程度防ぐことができます。
なので、スクールで借りて使うには、これがベストな選択となります。
フリーライドモデル
基本的にはエントリーモデルのレベルを脱した次の段階で乗るボードとなりますが、ボリュームの大きいもを選べば初心者でも十分に乗れます。
フリーライドモデルは初心者から上級者まで幅広いレベルのサーファーが楽しむことができます。
このモデルは、汎用性と楽しさを重視したコンセプトとなっています。
さまざまな風の条件や水面条件で快適にサーフィンを楽しむことを目的としています。
エントリーモデルは、初心者を脱すると乗らなくなるので、自分で購入する1本目のボードは、フリーライドモデルを選ぶのが正解です。
もちろん、お金に余裕がある方は、エントリーモデルを初めに買って、レベルアップしてからフリーライドモデルも買うというのもありですね。
ボリュームや大きさは何を選ぶ?
ボードの大きさは、ボリュームとボードの横幅で選びます。
ボリューム
基本的に、1つのモデルに3つまたは6つのバリエーションがあります。
ボリュームの小さいものは、女性向けだったり、体重が軽い人向けとなっています。
また、風の強さや波の高さによっても選ぶボードも変わるので、一概にこれがいいとは言えません。
ボリューム | 風の強さ | 女性 | 男性 |
---|---|---|---|
122 | 中風(~7m/s) | ○ | |
132 | 中風(~7m/s) | ○ | |
142 | 微風(~6m/s) | ○ | |
152 | 微風(~6m/s) | ○ | |
162 | 超微風(~5.5m/s) | ○ | |
172 | 超微風(~5.5m/s) | ○ |
風が強い場合や波が高い場合は、小さなボードの方が乗りやすいです。
それから、海で使用する場合は、塩分濃度の影響で小さいボリュームでも比較的浮きやすい傾向があるので、これらも考慮するとよいでしょう。
ですが、初心者の場合は、安定性が非常に重要なため、やや大きめを選んでおく間違いないですね。
将来的には風の強さや波の高さに合わせて、ボードをボリューム違いで3種類は持っておきたいところ。
えっ3種類もボードが必要なんですか?
風の強さに合わせて楽しみたいなら必要ですね。
初めの内は、一番大きなモデルを選んでおいて、風が強い時や波が高いときは乗らないという選択肢が安全でもあり無難でもあります。
ボードの横幅
横幅は85cm程度あれば、かなり安定して乗りやすいです。
横幅が広いボードは、水面に接する面積が広くなります。
このため浮力が増し、特にボードの上に立つ際や低速でのバランスを保つために役に立ちます。
また、左右に傾きにくくバランスがとりやすくなります。
風が弱い場合でも滑走しやすいといった利点もありますね。
横幅85cmくらいのボードを選んでおくといいでしょう。
いずれにせよ、波が高い場所や、風が強いコンディションでは初心者がウインドサーフィンをするのは難しいですし危険です。
初めの1本目は微風用の横幅85cmで問題ありません。
ウインドサーフィンのメーカーはどこがいい?
メーカーはどれがいいですか?
その答えは、どこのメーカーを選んでも問題ないです。
大切なのは、メーカーではなく、ボードのジャンルやボリュームを正しく選択することです。
エントリーモデルやフリーライドといったボードのジャンルを理解し、自分のスキルレベルやウィンドサーフィンで何を追求したいのかに合わせて選ぶことが重要です。
メーカーやモデルについては、デザインやブランドイメージ、価格などを総合的に考慮し、自分の好みに合ったものを選んで構いません。
自分が愛着を持てるボードを選ぶことが、ウィンドサーフィンを楽しみ続けるモチベーションにもつながります。
ウインドサーフィン初心者には上級者ボードがなぜ不適切か
初心者が中級者以上のボードを選ぶと、ボリュームが少なく不安定なため、バランスを保つのが難しくなる可能性があります。
また、それぞれのボードが特化しているテクニック(スラロームの速度、ウェーブの波乗り、フリースタイルのトリック、フォイルの浮遊感)をうまく楽しむには、一定のスキルと経験が必要となります。
そのため、始めのうちは、安定感のあるエントリーモデルやフリーライドを選ぶことをおすすめします。
ウインドサーフィン初心者ボードのまとめ
初心者が1本目に選ぶボードとしておすすめなのは、エントリーモデルとフリーライドです。
私が一番におすすめするのは「フリーライド」です。
その理由は、エントリーモデルを高いお金を払って購入したとしても、すぐにエントリーモデルが不要になるからです。
- エントリーモデル or フリーライドモデルを選ぶ
- ボリュームは130ℓ以上を選ぶ
- 横幅が85cm程度のものを選ぶ
- メーカーはどれを選んでもOK
好きなデザインや色を選んで、ウィンドサーフィンを楽しみましょう。
そして、ウィンドサーフィンを続けるためには、ボードを愛せることも重要です。
まずはエントリーモデルやフリーライドを選び、基本的なテクニックを身につけた後、次のステップとして他のモデルに挑戦してみてください。
それではゲレンデでお会いしましょう。
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