ウインドサーフィン用ハーネスの種類と正しい選び方７選

ウインドサーフィンには様々なハーネスの種類があるので、自分に最適なものを見つけるのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ハーネスの種類とその特徴を詳しく解説します。

私自身の実体験をもとに、どのハーネスがどのような人に合うのかをご紹介します。

記事を読み終えると、自分にぴったりのハーネスの選び方が分かります。

ウインドサーフィンの愛好者の中には、ハーネスの選び方一つで快適さやパフォーマンスが大きく変わることを実感している方もいるでしょう。

ウインドサーフィンを、もっと快適に楽しみたい方は、ぜひこの記事を参考にハーネス選びを検討してみてください。

ウインドサーフィンのハーネス種類①メンズとレディース

メンズとレディース

ハーネスにはメンズ用とレディース用でラインナップが分かれています。

男性の場合は当然、メンズを選ぶ必要があります。

なぜなら、同じサイズでもメンズとレディースとでは、大きさが全く異なるためです。

見た目だけでは判断が付きにくいモデルもあるので、しっかり確認してから購入しましょう。

通販で購入する場合は、試着ができないため、特に注意が必要です。

また、ウエストが細い男性の方は、あえてレディースを選ぶという選択肢もありです。

ウインドサーフィン用を選ぶ

ハーネスを選ぶ際は、ウインドサーフィン用を選びましょう。

ハーネスを使用するウォータースポーツは、ウインドサーフィンだけではありません。

例えば、カイトサーフィン、ウイングサーフィンなどもハーネスを使用します。

ウインドサーフィンのハーネス種類②シートハーネスとウエストハーネス

ハーネスには大きくわけて2種類あります。

それぞれ、シートハーネスとウエストハーネスです。

それぞれのハーネスがどのような用途で使い分けするのか解説します。

シート ハーネス

結論、シートハーネスがおすすめな人は以下のような場合です。

それでは詳しく解説していきましょう。

シートハーネスは、一般的にはレーシング用とされています。

なぜなら、フックの位置がウエストハーネスと比較して低いため、テコの原理により、セイルパワーをコントロールするのに適しています。

例えば、大きなセイルや長時間のライディングでも楽に乗ることができます。

また、シートハーネスは初心者用とされている場合があります。

その理由は、セイルが突風で前方に引っ張られて、サーファーが前に飛ばされる現象を防ぎやすくなりるからです。

具体的には、フックの高さが低いので、体重がセイルに乗りやすいためです。

さらに、お腹が出ている人にも、シートハーネスが最適です。

なぜなら、お腹より下の位置にフックがあるので、お腹の影響を受けにくいからです。

メリット、デメリットがあるので、最終的には総合的に判断して、好みで決めてもよいでしょう。

ウエスト ハーネス

結論、ウエストハーネスがおすすめな人は以下のような場合です。

ウエストハーネスは、フリースタイル、ウェーブ、およびフリーライドセーリング用とされています。

下腹部の周りにフィットし、フックの位置は高いです。

フックの位置が高いことにより、立ち乗りであるウエイブやフリースタイルに適しています。

また、フックとアンフックの容易さと速さが求められる、ウエイブやフリースタイルのジャンルに最適です。

ウインドサーフィンのハーネス種類③ハーネス後部の硬さ

ハーネスには背面部分の硬さにバリエーションがあります。

ハード、ミディアム、ソフトのバリエーションを、それぞれ解説してきます。

ハードシェルハーネス

ハードシェルハーネスの特徴は以下のようになります。

ハードシェルハーネスは、ウインドサーフィンを本格的に楽しむ人向けです。

風が強い日や、長時間のライディング時には、このハーネスが頼りになります。

ハードシェルハーネスのサポート力のおかげで、セイルの力をダイレクトに感じられるので、反応も良くなります。

そして、ハーネスのバックサポートの上下の幅が狭いので、動きがスムーズに行えます。

さらに、ハードシェルハーネスの材質は、一部はスーツケースにも使われるCurv材料やカーボンでできており高品質です。

ただし、ハードシェルハーネスは、他のタイプに比べて最も高価です。

ミディアムシェルハーネス

ミディアムシェルハーネスは、ソフトシェルハーネスとハードシェルハーネスのちょうど中間に位置するバランスの良いアイテムです。

通常、動きやすさを保ちつつも、しっかりとしたサポートを提供するフレームが備わっています。

これらは快適でサポート力があり、大衆向けに機能するため、販売されている中で、最も一般的なハーネスです。

ソフトシェルハーネス

ソフトハーネスの特徴は以下のようになります。

ソフトシェルハーネスを選ぶ主な利点は、快適さ、動きの自由度、および体形の適応性です。

ハードシェルハーネスは優れたサポートと反応性を提供する一方で、ソフトシェルハーネスはより快適で、さまざまな体形に合わせやすく、価格も比較的お手頃です。

ウインドサーフィンのハーネス種類④背中のバックサポートの高さ

バックサポートが高い方が、サポートが向上されますが、自由度が奪われます。

ウエイブやフリースタイルには自由度がかかせないため、必ずバックサポートが低いモデルを選びましょう。

ハードシェルハーネスは、硬い構造がサポートを提供するため、背面のカバーが少なくてもサポートを提供できます。

一方で、ソフトシェルハーネスが柔らかいため、背面のバックサポートを高くすることでサポートを向上させる必要があるためです。

したがって、ウエイブやフリースタイルを選ぶ方は、ハードシェルハーネスを選ぶことにより、バックサポートの高さが低くなり自由度が確保できます。

ウインドサーフィンのハーネス種類⑤材質

高品質なハーネスは水を吸収しない素材で作られています。

これによりハーネスが体にフィットして滑りにくくなります。

そして、濡れた時の重量増加を最小限に抑えます。

また、背面がカーボン製のものは、セイルパワーを背中で分散させることができます。

ウインドサーフィンのハーネス種類⑥腰痛が気になる方

ウエストハーネスでは、ハーネスが上にズレ上がるものがあります。

上にズレ上がると腰が痛くなることと、ハーネスラインの長さが合わなくなるので、腰へストレスがかかります。

特にスラロームの方はセイルを引き込み続ける必要があるため、ロングライドする場合には特に腰痛を感じている方も多いのではないでしょうか。

シートハーネスを選ぶ

シートハーネスは、セイルパワーをお尻と背中で受け止めるので、腰痛になりにくいです。

また、ハーネスが脚のベルトで固定されるので、ハーネスがズレ上がるリスクがありません。

LIBERTYのカーボンハーネスを使う

以前、トッププロも使用している、BRUNOTTI Gravity-02のウエストハーネスをスラロームで使用していましたが、腰痛で困まっていました。

何とかしたいという思いで、口コミやネットの情報で調べたところ、LIBERTYのカーボンハーネスが腰痛にい効果があるという情報を得ました。

そして、現在愛用中で、その効果は絶大です。

このハーネスは、ウエストハーネスとシートハーネスの、いいとこ取りをしたようなハーネスです。

具体的には、フックから伝わった力を腰とお尻に分散させることで腰への負荷を減らしています。

とはいえ、シートハーネスのように脚にベルトが固定されているわけではないので、ズレ上がりは起こります。

長く乗っているとズレ上がってきますが、腰痛にはなりにくいです。

MAGREBのウエストハーネス用ヒップセクションを使う

シートハーネスに抵抗があり、フックの位置は変えたくないという方は、MAGREBのウエストハーネス用ヒップセクションがおすすめです。

ウエストハーネスに、後付けでシートハーネスを取り付けるイメージです。

脚にハーネスをしっかり固定できるのでズレ上がりが防止できます。

ウインドサーフィンのハーネス種類⑦トッププロを参考にする

2023年のPWAランキング上位の選手が何のハーネスを使用しているかリサーチしてきました。

※インスタグラムで調査

PWAスラローム選手

結論、世界ランクトップ３では全員ウエストハーネスでした。

PWAウエイブ選手

PWAフリースタイル選手

ウインドサーフィンのハーネス種類と選び方・まとめ

今回は、ウインドサーフィンのたくさん種類がある中から、最適なハーネスを選ぶ方法を解説してきました。

プレーニングを楽しむためには自分に合ったハーネスの選択が不可欠です。

うまくハーネスを活用して、ウインドサーフィンを思う存分、堪能しましょう！

それではゲレンデでお会いしましょう。

ハーネスラインの長さと位置については以下の記事でご紹介しているので参考にしてみてください。

また、ハーネスを中古でお得に手に入れたい方は、以下の記事で中古ショップを網羅的にまとめているので参考にしてみてください。