- ウインドサーフィンのセイルが破れたのでリペアしたい
- カム付きセイルのバテンが折れたので修理したい
このような問題を解決します。
ウインドサーフィンをしているとセイルが破れたり、バテンが折れたりすることはありませんか?
業者に修理依頼をすると、修理費用がかかったり、修理に時間がかかったりしますよね。
何より、いい風が吹いているのに、修理期間中はウインドサーフィンができないのは耐えられない人もいるのではないでしょうか。
安く、早く直したい。
そんな気持ち分かります。
ちょっとしたセイルの破れやバテン折れなどは自分でも直せそうですよね。
この記事を読むと、カム付きセイルのバテンの修理方法や、セイルのリペア方法が分かります。
私が実際に修理している方法を分かりやすく解説していきます。
ご自身でセイルを修理したい方は、是非最後まで読んでみて下さい。
ウインドサーフィンセイル修理用おすすめリペアテープ4選
実際に私が実際に使用したものをメインに、おすすめできるものを4つご紹介します。
それぞれに使用用途があるので、目的に応じて使い分けをおすすめします。
No. | 使用用途 | X-PLY | 布地 |
---|---|---|---|
① | 広範囲のパネル | × | × |
② | 小さな範囲 | ◯ | ◯ |
③ | X-PLYのパネル | ◯ | × |
④ | 布地箇所 | ◯ | ◯ |
①ADVANCED TECHNOLOGY・セイルリペアフィルム
- セイルリペアフィルム
-
サイズ:300mmx980mmx75μ
- メリット
-
- 大きな面積に貼れる
- デメリット
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- メッシュの個所は剝がれやすい
- 布地には貼れない
- 空気が入りやすい
パネル用でリペア面積が大きい場合に最もおすすめ
透明のパネルが大きく破れた場合におすすめなリペアテープです。
ウインドサーフィンのリペアで最も有名なテープですね。
素材が少し硬いのでメッシュがある個所(パネルのX-PLY)には向いていないです。
また、布地に貼ると剥がれてしまいます。
②コニシ・ストームガード強力補修テープ
セイルのメッシュ部をリペアしたい場合に最もおすすすめ
接着力に定評のあるコニシテープです。
Amazonの口コミを確認したところ、ウインドサーフィンのセイルリペアでも使用している方も多いようですね。
Point-7のセイルパネルが130ミクロンの厚みであるのに対し、コニシテープはさらに厚い150ミクロンの厚みを誇ります。
素材も柔らかく、セイルの凹凸にしっかりと馴染むため、パネルのメッシュ個所にも最適です。
またセイルの布地にも貼りつきました。
カットラインもあるため、セイルの両面に貼るサイズの長さを調整しやすいです。
まさに死角なしといった隠れた逸品といって間違いないでしょう。
③日本船具・リペアフィルムテープ
パネルのX-PLY個所もリペアしたい場合におすすめ
使用用途はウインドサーフィン用と表記されています。
厚みはとても薄く実測値は90μmで、縦方向にも横方向にも伸びませんした。
粘着力さえあれば、伸びない方がセイルの形が変わらないので良いですね。
このようにボロボロになったセイルのリペアをしてみます。
パネルのX-PLYの個所には空気が入ったものの、パネルの部分にはしっかりと貼りつきました。
バテンのクロス部分にも問題なく貼りついています。
布地の個所への粘着力は弱く、指で擦るとすぐに剥がれました。
残念ながら、布地への貼り付けは断念。
口コミ
実際にウインドサーフィンのセイル用で使用している口コミも多数見つかりました。
- 貼りやすい
- 強度が高い
- 波の中で激しく使用しても問題がなかった
注意点
日本船具のラインナップによく似た商品の”リペアクロステープ”というものがありますが、別の商品なので間違わないようにしましょう。
④日本船具・リペアークロステープ
セイルの布地が破れた個所の補修におすすめ
布地の個所を修理するには、専用のリペアテープが販売されています。
布地には透明なリペアテープよりも、「リペアークロステープ」の方が接着力が強くておすすめです。
カラーバリエーションも豊富で、セイルの色に合わせて選ぶことができます。
※日本船具のラインナップによく似た”リペフィルムステープ”というものがありますが、別の商品なので間違わないようにしましょう。
クロス職人ローラー
セイルとリペアテープの間に空気が入らないように、ローラーで加圧するとキレイに貼れるでしょう。
セイルとリペアテープとの間に気泡が入るのが気になりませんか?
キレイに貼りたい場合は、ローラーがないと厳しいですね。
ウインドサーフィンのカム付きセイルのバテン折れを修理する方法
今回は、コストを最小限に抑えるために、使わなくなったセイルからバテンを部品取りして修理する方法をご紹介します。
この方法をマスターできれば、新品のバテンも交換できるようになります。
修理道具
さて、セイルを自分で直すためには、修理道具が必要です。
修理道具を揃えるには、ある程度の初期投資が必要ですが、カム付きレースセイルはよくバテンが折れるので、一度道具を揃えておくと何度も役に立つので、持っておくと便利でしょう。
- 予備のバテン
- ペンチ
- 釘11mm×1.2mm(バテンの太さによる)
- ドリル1.5mm
- ノコギリ
- サンドペーパー
- ノギス
- リペアクロステープ(防水テープなどで代用可)
- エポキシ樹脂(強度を保ちたい場合)
バテン折れの修理手順
それでは、実際に折れたバテンを修理してみましょう。
バテンエンドが抜けました。
たいていの場合、カムの付け根の個所が折れます
予備のバテンは、もとのバテンより長いものを選びます。
折れたバテンと予備のバテンを繋いだときに、もとのバテンの長さになるように調整してカットします。
折れたバテンは、チューブバテンの個所でカットします。
チューブバテンに予備バテンを差し込みますので、差し込んだ長さを想定してください。
今回はジグソーを使ってカットしました。
バテンチューブはカーボン製のため硬いです。
刃が欠けないように、専用の刃を選びましょう。
ドリルで穴を開ける位置を決めます。
今回は1.5mmのドリル径を使います。
11mmでした。
頑丈に固定したい場合は、ここでエポキシ樹脂などの接着材で釘をバテンに固定します。
リペアクロステープがない場合は、耐水テープなどで代用します。
バテンの種類によっては、チューブバテンに差し込むだけてよいものもあります。
ウインドサーフィンセイルを新品のバテンを使って修理する方法
キレイに直したいという方は、新品のバテンと交換するのがベストでしょう。
気になるお値段ですが、Point-7の場合、海外から直接輸入すると、新品のバテンは30ユーロ程度で販売されています。
年式、セイルサイズ、バテンの位置など詳しく指定もできますが、入荷までには早くても2週間はかかるでしょう。
ただし送料や消費税が追加されるので、日本のディーラーから購入する方が安いでしょう。
GA-SAILのバテンや、リバティのカーボンチューブは、以下のショップで販売されており、国内で手に入ります。
ウインドサーフィンの破れたセイルを修理する方法
セイルが破れてしまった場合、軽微な場合であれば、自分でも簡易的に修理できます。
一方で、大きく破れてしまうと、修理は難しいです。
セイルのリペア手順
塩分や砂、汚れが残っていると、リペアテープが剥がれてしまいます。
剥がれ防止のために、角は丸くカットしておきましょう。
リペアテープを貼る際には、空気が入らないようにするために、平らな板の上で貼るようにしましょう。
リペアで使用したテープはこちら↓
ウインドサーフィンセイルのマストスリーブ修理方法
マストスリーブのみであれば、自分でも修理が可能です。
結論、修理方法は手縫いです。
かなり根気がいりますが、頑張ればなんとか修理できます。
必要な道具
防弾チョッキに使われている頑丈な生地です。
糸の太さも0.8mmほどあり、かなり頑丈ですね。
選べる5色!
手で縫うのは手が痛いので、セイルパームがあれば楽に縫えます。
ちょっと面倒だな、キレイに修理したいって方は、プロの業者に依頼する方がいいでしょう。
また、自分で中途半端に修理して、後で業者に依頼する場合、かえって修理代が高くなる場合もあるので、修理する場合は十分検討の上お願いします。
ウインドサーフィンのセイルをショップで修理する
ウインドサーフィンのセイルをショップで修理する場合は、セイルをショップに持ち込むか、ショップに発送することになります。
ショップでリペアを行った場合はいくらかかるのでしょうか?
メインパネルの修理は8000円からが相場となっていますね。
私のウインド仲間は、以下のショップで修理依頼しています。
パネルごと、キレイに交換してもらってます。
一度パネルを取り外して、再度縫い直してくれました。
パネルはX-PLYにはなりませんでしたが、1年くらいは寿命が伸びますね。
ウインドサーフィンのセイル修理方法まとめ
この記事では、ウインドサーフィンのセイルを修理する方法を詳しく解説してきました。
- バテン折れ:古いセイルからバテンを部品取りして使う
- バテン折れ:新品のパーツと交換
- セイルのパネルリペア:リペアテープで修理
- マストスリーブの破れ:手で縫う
- 程度がひどい場合:ショップでパネルを交換
自分で修理できれば、コストを最小限に抑えられるので、試してみてはいかがでしょうか。
この記事を読んでみて、自分では難しいと感じた方や、面倒だなと思った方は、プロに依頼してみてもいいですね。
セイルの買い替えも検討している方は、こちらの記事もおすすめです。
グローブの買い替えも検討しているなら、こちらの記事もおすすめ。
ボードも修理しなければならない方は以下の記事を参考にしてみてください。
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